三里屯に行ってみる。
頭上に赤提灯が広がり、外国人向けのバーが立ち並んでどこかエキゾチックな町だった4年前からまったく変わってしまった。
写真だけを見たら、これが北京だとわからないだろう。
もはや表参道や青山をしのいでいる…
すべての基軸が日本から中国にうつってしまったのをあらためて実感し、どこか暗い気持ちで宿に戻る。
ただしこの再開発ビルで一点だけ日本が勝っているところがあった。
案内看板。とにかくわかりにくい。
例えばトイレの表示。表示板自体が少ないし、矢印に従って行っても見つからない。
一刻も早くトイレに行きたい人をスムーズに案内してあげようという気持ちのかけらも感じられないのだ。
このビルだけでなく、北京の大型店舗はどこもそうだった。
こうした、やや細かいところにお国柄の本質が見えたりする。