北京は昨日までTシャツ一枚でちょうどいいぐらいの暖かさだったのに、今日は朝から冷たい小雨が降り、重ね着しないと寒い寒い。
この時期に北京に雨が降るのは珍しいらしい。元々空気が乾燥してホコリっぽいので、その意味ではとても過ごしやすい一日だった。

展示も終わって毎日写真を撮り歩こうと思っていたけど、とてもバタバタしている。
撤収、梱包、郵送(日本とは違ってとにかく手間と時間がかかる)はもちろん、北京で知り合った人たちから食事のお誘いや訪問…
そして今週末にスペインレストランでスタートする北井一夫さんの展示設営のお手伝い。


1ヶ月も北京にいたのに、展示以外に何をしたのか聞かれても特別何もしていない。
ひたすら胡同、そしてローカルな中華料理を食べ続ける。不思議なことにまったく飽きない。
今回は万里の長城も見てないし郊外にも行かなかった。
ただ、現地の知り合いだけはとても増えた。中国人、日本人、欧米人…アーティスト、写真家、映画俳優、演出家、企業家、学生、先生…金持ち、庶民…
ホワイトボードを使って漢字で要領よく会話するコツは会得したが、あいかわらず中国語はまったく通じない。舌の使い方やトーンがとにかく難しい。
そして九官鳥のQ太郎はいまだに無反応。ニーハオの発音すらOKを出してくれない。
帰国まであとわずか。