北京 2012


展示スタートした。


中国人の友だちとランチしながら「いま尖閣諸島大変だよね」と談笑。


展示作業は本当におもしろい。空間に漂う「気」が短時間で一変する。想定通りの気が流れるのも楽しいけど、現場で計画を変えて想定外の気が入るのもまたおもしろい。



ブルタックで白壁がごっそりはがれ落ちてアセる。


小型のデザインホテルが胡同にぽつぽつと出来はじめている。欧米のデザイナーが古典建築を改装したもの。アート系の欧米人から人気が高い。写真集を置いてもらうことに。


日曜日も銀行窓口がやっているのはありがたい。なぜ日本はやらないのか不思議。


個人生活の変化スピードが日本に比べて異常に早い。一年で人の生活が様変わりしている。田舎から北京に出稼ぎに来ていた独身の女の子は出産して実家に帰り、レストランを開店して忙しく切り盛りしていた若手のシェフは経営を軌道にのせて一線から退き、すでに3号店目を計画中。常宿の従業員も半数以上が転職していた。路上に椅子を持ち出して日向ぼっこする高齢者たちだけは何ひとつ変わっていない。


とにかく野菜がうまい。


とにかくコーヒーがまずい。